PKSの需要は数年前のほぼゼロから2015年には約45万トンへと急増し、2019年〜2020年には300万トンに達するといわれています。 インドネシアを中心にプライベートジェティ（専用出荷港）を完備したストックパイル（貯蔵ヤード）を含め、複数の供給元との 連携で長期的な安定供給、スムーズな出荷を実現しました。

 

■サロ・パライ　ストックパイル概要
　サロ・パライ ストックパイルは東カリマンタンの都市サマリンダの北東部に位置しています。
主な設備としてコンクリート床、スクリーニング施設、プライベートジェティ、ベルトコンベヤを完備しています。

船舶/バージサイズ：バージあたり3,000MT積込　/　船舶待機場所/積込ポイント：ムアラベラウ(Muara Berau)

 

サロ・パライストックパイル	倉庫内	スクリーニングマシン	プライベートジェティ

 

 

■クマイ　ストックパイル概要
　クマイ ストックパイルは中央カリマンタンの都市クマイのブミハルジョの近くに位置しています。
主な設備としてコンクリート床、スクリーニング施設、ウェイトブリッジを完備しています。

クマイ ストックパイル	野外貯蔵所	スクリーニングマシン	スクリーニング(25mmメッシュ)

 

■ドゥマイ ストックパイル概要
　KPN PlantationはドゥマイにてCPO等のパーム関連商品の集約拠点を建設中となっております。これに先んじて、2017年末にPKSストックパイルが完成。2Haの倉庫に70MT/ｈの篩機を設置した設備で高品位PKSの対応も可能となる。また本ストックパイルでは倉庫を増設し、計4万MTを倉庫保管できる予定になっています。

 

　倉庫内のPKS搬送をベルトコンベアーを活用して行う事で重機による作業が減り、異物混入リスクが低減される。現時点での積込はドゥマイ公共ふ頭を使用しているが、2019年度内にプライベートジェティ建設工事が完了する見込み。

また、ドゥマイ港以外にも、クマイ、ボンタン、ギジン、パレンバンで合計約12万トンの総容量を持つストックパイルの建設を計画中です。

 

 

■ストックパイル レイアウト図

■異物除去工程フロー

■異物除去工程詳細写真

�@ ホッパー PKSを重機でこのホッパーに投入して篩機 に定量供給を行う。 投入口に50mm角メッシュを設置して大き い異物は投入時に除去。	�A マグネットプーリー ホッパー排出部のBCにマグネットプーリー を設置して金属類を除去。	�B 垂直コンベア＆篩機 ホッパーから供給されたPKSを写真の篩機で異物除去。 能力は約70MT/h,メッシュサイズは20mm角。
�C 篩機 ＆ 搬送BC 篩後のPKSは搬送BCにて倉庫に搬送される。	�D 搬出口 搬送BCに4ヶ所設置された搬出口で倉庫内 に振り分けて堆積することで重機使用率を 下げている。	�E 搬送BCからの搬出風景 搬送BCから倉庫内4ヶ所に振り分けて堆積されている。 重機使用率が下がる事で異物混入リスクも下がる。
�F 倉庫奥側に搬送 振り分けて堆積されたPKSを本倉庫奥まで 重機にて搬送する。	�G 倉庫の奥側 倉庫奥側に搬送されたPKS。	�E ダストポイント 異物除去工程フローの→で記載した異物は写真のダストポイントに搬送されて集積される。
�C 異物拡大 異物はファイバーや石など一般的なPKSに 含まれるものと同一。	�J 異物除去後のPKS しっかりと異物が除去されている。Dura種 が中心の為ファイバー分も少なく異臭問題対策にも最適。